Interview
この夏10周年を迎えるEvery Little Thing
約1年半ぶりとなる待望の7thアルバムについても「節目の年にいい作品が完成して嬉しい」とキッパリ!いよいよ始まるa-naitonや秋からの全国ツアーでも10年選手の貫禄をみせつけてくれるに違いない!
(interview 釣谷貴子)
- タイトル『Crispy Park』はどんな意味が込められているんですか?
- 伊藤 一郎(以下I)「コンセプチャルなものではなく、後からつけたタイトルなんですけど、僕が〈クリスピー〉という言葉を気に入ってて…。ミュージシャンの場合、「ドラムもっとクリスピーに」とか、ギターの弦を張り替えたときのカリッとしたサウンドとか、そういう例えに使ったり、結構アゲてくれる言葉として使うんですよ。それをまず使いたかったのと、アルバムの感じも異種格闘じゃないけど、180度違うサウンドのものが入ってるんで、ホテルとかアパートメント的な大雑把に公共な場所のイメージ=parkを組み合わせた造語ですね。
- なるほど。そもそも、あえてコンセプチャルにしないことの良さって?
- I「やっぱりポップスですからね。いろんな曲があった方が楽しいと思うんですよ。だとすると(
コンセプトが)ない方が、TVのチャンネルみたいに堅い番組もあれば笑いもあるみたいな…。いわばparkもそこに共通点があって」
持田 香織(以下K)「私もアルバムの内容ともすごく合ってるって思った。公園もね、私はすごく好きで、そういう誰もが出入りできるようなところだったりとか、「こんなところに公園あったんだね」っていうような公園でも、いつもそこにあるというような。ELTっていう存在も受け取ってくれた人にとっていつもそういう存在であってくれたらいいなっていう願いも込めて…」 - 確かにELTの曲は日常の一コマだったり、公園で感じる人肌のぬくもりみたいなものを感じるし、今回のアルバムもELTという心地いい公園に招き入れてくれるような感じがしますね。
- I「だと嬉しいですね。僕自身も10年という区切りのいい時にいいアルバムができたと思う。後に振り返った時に、僕自身もこの時こうだったな…って覚えているようなガッツリしたアルバムができたなって」
- シングルが6曲収録されてますが、アルバムで聴くと持田 香織の詞の世界観がより色濃く感じますね。
- K「詞でいうと、よりそのままを書けるようになったり、それをまた受け入れてもらえるようになったりとか、そういう環境があるから成り立つ…そういうこともあるでしょうね」
- 集合体になった時にまた違う深みを感じる…これはイチロウさんのインスト2曲の効果も大きいですよね。
- I「いつものアルバムではもっと馴染むように作ってるんですけど、今回はまったく別の選手がでてきました的なものを狙ってみました(笑)。全体的には前回がアコースティックのアルバムだったし、なるべくエレキギターも多く弾きたくて、もともとシングルの収録曲もアコギ・メインの重くてミディアム・テンポのも曲が多かった分、意識的にアップ・テンポを入れた部分もありますね」
- イチロウさん作曲の「いずれもROMANTIC」もアップテンポでしたね。
- I「ですね、そういうアップで、でも暑苦しくなく…って狙って書きました(笑)。わざとキッチュな感じで」
- この曲を聴いた時のモッチーの感想は?
- K「私はこの曲はロマンチック以外の何ものでもない…って(笑)。イチロウさんが好きな時代の音楽の匂いだったりとか、今まではそんな80年代の曲と直接的に触れることはなかったんだけど、今回この曲で心地よさを感じたんですよ。「すごく馴染むな」って。詞もやっぱり曲がいいと早いんですよ。ボーカルに関しても声をダブルにしてみるとかそういうアイディアをもらって、よりイチロウさんの世界観みたいなものを出せたんじゃないかなって思う」
- モッチーも今回は久しぶりに「スカーレット」で作曲してますね。
- K「たま?に、思い出したようにするんですよ(笑)。楽器ができないので思い浮かんだメロディをボイス・レコーダーに録音したりピアノで音を探して…。以前、イチロウさんに作曲できる機械を一緒に買いに行ってもらったんだけど、いまだに使い方がわからず…(爆)」
I「あれはコンピューターとかが使えない人用の…。もはや今となっては各段に高性能なモノが世に出回ってるから買い直した方がいいかもね(笑)」
K「あはは。そんな時代だ。でも、もうこのままいきますよ(笑)」 - そんなアナログさもモッチーの良さ? 今後の持田香織にイチロウさんは何を期待してますか?
- I「自分と全く違うものを期待してますね。世代も違うし僕が「青」と思って出しても「わぁ?キレイな黄色」とか。そういう驚きがあった方が面白いですよね。今回のアルバムでいうと、「風待ち心もよう」とか。最初の詞のセンテンスが衝撃でしたね。そこから映画が始まるの?的な」
- そして、そこから生まれる新鮮な驚きが今後のELTにも生かされていく…。
- I「だといいですね。あとは、いいアルバムもできたことだし、久しぶりにお客さんにツアーで会えることも楽しみ。月並みですけど、変わらずに頑張っていくのでよろしくお願いします」


- Every Little Thing 10th Anniversary site
記念すべき10周年を迎えたEvery Little Thingから、いつも温かく応援してくださっている皆さまへ10年分の大きな大きな感謝を込めて、記念サイトをオープン!1年間を通じてELT10年の軌跡を振り返りつつ、スペシャルな企画満載でお送りするAnniversary siteです。 
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