Interview
LOW IQ 01の約2年半ぶりになるミニ・アルバム『THAT'S THE WAY IT IS』は、メジャー移籍第一弾作となった。その気になる中身はさらに格言力を高めた歌詞同様、シンプルさの中に深いコクを秘めた直情盤である。
(interview 荒金良介)
- 前作『MASTER LOW 3』から約2年半空きましたけど、何か心境の変化はありました?
- ほんと変わってないっすね。まあ、今回ミニ・アルバムだし、出すところもカッティング・エッジだから「何かあったの?」と思われるかもしれないけど、何もないんですよ(笑)。いままでと同じやり方で、ちょっとステップ・アップしたぐらいで。この音源を作ったのも1年前ぐらいで。結局なんで1年かかったかというと、どこから音源を出すかを決めるのに時間がかかったんですよ。いままで通りいつものスタジオで録ったし、なんつうんだろ、いままでインディーズでやってきて、そこそこ知られてきたと思うんだけど。ロック・シーンにこういう人がいますよ、というのをもう少し知られてもいいのかなと。今新しいバンドもどんどん出てきてるけど、そういうんじゃないぞ、というのを見せてやろうと。
- 具体的に何を見せようと?
- 底力的なものとスキルかな。大きなお世話かもしれないけど、「ロックとはこうなんだぞ、さすがLOW IQ 01!」って言われる見せ方ができればなと。
- なるほど。今作は男臭かった前作の作風と異なり、アコギもポイントだと思うんですが、01さんが持つポップ性がすごく出てますね。
- 今回はシュッとタイトな感じだから、そう捉えられるのかなって。アコギで一発勝負的な曲がなかったので、やってみたいなというのもあって。
- そう思ったのはなぜ?
- いろんなことをやってきた割には、いちばんシンプルなことをやってないわって。いままでライヴはバンドでガッチリ揃って、決めるときは決めてみたいな感じだったけど。すぐ即興でできる遊び心のある曲があってもいいかなって。
- 今作はいろんな曲調や楽器も入ってますが、歌い方や楽器の鳴りにシンプルな味わい深さがあって。
- そう考えてみると、これまで詰め込んでた部分があるんですよ。今回はいい意味での差し引きみたいな部分が出たのかなって。僕のこだわってるところはメロディなんですよね。そこが軸としてあればいいなって。
- あと、前作から対訳を付けるようになりましたけど、今作の歌詞はますますことわざや格言的なテイストを強めてて、贅肉を削ぎ落としてますよね。
- 歌詞に関しては、ほんとド直球しか投げられないというか。架空なことを歌えないんですよ。でも実際に言いたいことはこういうことだし。言いたいことを一方的に吐き出してるだけなんですけど、それに共感してもらえれば僕の歌詞は間違ってないんだなと思うんで。
- 自分の足元を見つめ直すような内容で、格言力が増してますよ。
- なるほどね。みんな社会に対して言いたいこととかがあるとは思うんですけど、やっぱり個人なんですよね。まず個人個人をしっかりさせないと。
- 日々生活する中で忘れてはいけない感覚に、常に注意を払っておこうと。
- 怠けてしまうといけないなって。明日やればいいや、じゃダメなんですよね。そういう気持ちが昔よりも強くなったのかもしれない。嫌いだからやりたくないとかじゃダメだと思うんですよ。だから自分にも言い聞かせてるんですよね。いい場所に行くんじゃなくて、いい場所は自分で作るしかないんで。多少歳を取ってきたから、考えるようになってきたのかな(笑)。

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