Interview
ソウルフルなボーカルと綿密に練られたサウンドで、日本人離れした灼熱のダンス・グルーブを生み出すUNCHAIN。前作以上にポップさを増した4thミニ・アルバム『rejoice』の完成を機に、メンバー全員に話を聞いた。
(text:齋藤美穂(mu-mo))
- ――まさに夏にぴったりのポップなアルバムができましたね。
- 谷川(Vo&G):そうですね。今回は最初から夏をテーマに作ろうっていう意識があって。今までも夏の海や太陽をキャンバスに描いていくようなイメージで曲を作ってきたんですけど、今回はそこからもう一歩新しいもの、夏の匂いとか賑わっている人々の空気とか、そういう形に見えないものを描いていくイメージで作りました。
- ――サウンドも、今まで以上に軽やかでスピード感があって。
- 谷(B):今回は3月まで前作のツアーをやってて、4月のみで曲を作って5月にレコーディングしてっていう、今までにないほど急ピッチな作業だったので。いきなりやったら楽しいものができた! みたいな(笑)、音楽そのものの楽しさみたいなものを自然に出せたんじゃないかなと思います。
佐藤(G):僕にとっては、夏というのはライブで汗をかく、みたいなイメージがあるので。そういう、すごく衝動的な部分だったりあたたかみみたいなものが音に出せたんじゃないのかなって気がします。 - ――ところで、UNCHAINの特徴って、ロック調のサウンドにブラック・ミュージック的要素がうまく溶け合っている点だと思うんですけど。その辺は、ご自分たちでも意識しています?
- 谷川:そうですね。僕がブラック・ミュージックを好きになったのは、スティービー・ワンダーがきっかけで。あの歌声のインパクトに完全にやられて、自分でもああいう歌を歌いたいって思うようになったんですけど。特にソウルには、日本人には出せないノリ、出せないビートみたいなものってあるじゃないですか。それだったら100%ソウルを目指すよりは、あくまでロックの中にソウル的要素を取り入れるほうがいいんじゃないかなっていう意識はありますね。
佐藤:僕もブラック・ミュージックだとかソウルだとか、そういうジャンル的なことはよく分からなくて(笑)。ただボーカルとかぶらないようにギターの出るとこ引くとこっていうのをすごい意識して、閃きみたいなものでフレーズを作っていったらこうなったっていうだけなんですよね。
吉田(Dr):だから僕らの曲がソウル的に聞こえるのはボーカルの影響であって、逆に楽器隊はロック色のほうが全然強いと思うんですよ。でもだからこそ面白いっていうか、やるんだったら普通のロックじゃなくて変わったことがやりたいっていうのはありますね。 - ――なるほど。では最後に、今後の目標を教えていただけますか?
- 佐藤:ライブでの方向性とか見せ方みたいなものが、まだはっきり見えてない部分があるんで。ライブでお客さんと一緒に何をしていくのかとか、生で見せるという部分での方向性は見出していきたいですね。
吉田:僕はまず、ライブをお客さんの目線で客観的に見れるようになりたいっす。あとは…ワンマンもやってみたいですね。
谷:僕もワンマン・ツアーやってみたいですね、クアトロとかで。で、遠い目標は……Zeppワンマンですかね! 3年後ぐらいとかに(笑)。
谷川:僕は、日本で英語の曲がもっと受け入れられるようになればいいと思います。やっぱり英語でしか出せないノリ、出せないビートみたいなものを日本人にも聴いてほしいし、そこがもっと広まっていけば、音楽そのものがもっと楽しくなるんじゃないかなって思うんで。 
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