Review/レビュー
ブラジルのスラム街を舞台に、実録タッチで子供たちの日常を描いた大ヒット映画『シティ・オブ・ゴッド』。その続編のTVシリーズが日本上陸した。
監督のフェルナンド・メイレレスをはじめ『シティ・オブ・ゴッド』のスタッフとキャストが再集結したこのTVシリーズは、舞台をリオデジャネイロのスラム街“ファベーラ”に移し、麻薬、売春、殺戮と常に死と隣り合わせの中で生きていく、ちょっと間の抜けたアセロラとラランジーニャの少年2人の成長物語だ。
このTVシリーズは映画版とは違い、じっくり時間を掛け1年に5話づつ全19話で綴られ、秩序のない世界で様々なことを学びすくすくと成長していく2人の姿に、共感をしながらも、なんともいえないセツなさも湧き上がってくる。
ブラジルでは大人気シリーズとなりブラジル人口の1/3が見たという。監督曰く「映画やTVで写るブラジルといえば、明るく楽しい生き生きとしている国だけど、それは表面的な面で、このTVシリーズでは、ブラジルのもうひとつの面を描きたかった。ブラジル人でさえスラム街の生活は知らなかったからね」。
2007年には映画版『シティ・オブ・ゴッド』の続編『シティ・オブ・メン』が公開予定だ。「まるで異世界のような出来事だから日本のみなさんがこのTVシリーズにどんな感想を持ってくれるのか凄く興味がある。映画の公開で来日する機会があれば、ぜひ感想を聞かせてほしい」とメイレレス監督も日本での反応を楽しみにしているようだ。
ブラジルのアンダーグラウンドな日常に真摯に切り込んだこのTVシリーズ、アナタは映画とはまた違った感想を持つのでは?
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