Review/レビュー

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

全然更新していなくてすみません!まずは、原作・リリー・フランキーのベストセラー小説を映画化した『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』をお届けします!

この映画、週刊文春の映画コーナーでおすぎさんが★1つだけでしたね。いや、でも、おすぎさんの評価もわからない訳ではないんです。ずっと昔からあるテーマですし、今さらという感じもしますし・・・、もっとドラマチックな親子もいるかもしれないですし・・・。

でもでも、マスコミ試写では女性をはじめ男性陣の多くが号泣!! 担当Kは久々の男子が泣いている空間に大興奮してしまい(←興奮違い)、「わー、みんな泣いてる~」って内心ウキウキしてしまったくらいなんですから!

ただ、ストーリーで泣くなら原作で十分だと思うんです。でも映画にはそれ+アルファーがあったのではないでしょうか?

個人的に「ズルいよ~、監督~(ウルウル)」と思ったのは、キレイな夕焼け空や風景とオダギリジョーのナレーションが重なるしみじみなショット。こういうしみじみショットがgoodポイントでやってきて、その瞬間、自分の両親に思いを馳せて思い出を反芻…。こういう間って忙しないテレビではできない表現ですし、映画らしい表現だな~と今さらながら実感です。

感情移入と違った、こういう映画に対するシンパシー(orリンク)ってすごく大事だと思うわけですよ。普段も何かの拍子に「そういえば、あのときの友達どうしてるかなー」とか「そういえば、あのとき失敗したとき先輩がかばってくれたな~」とか「両親にすごく怒られたっけ~」とか思い出を反芻するときってあるじゃないですか。それが日常と離れた暗い映画館の中だった場合、胸に広がる温かい気持ちも深く沁み込むように感じます。

そういった点で、今回の映画化は成功だと個人的には思います。

オダギリジョーのグラデーションがキレイな衣裳も良かった…。しみじみ…。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
配給:松竹
監督:松岡錠司
脚本:松尾スズキ
出演:オダギリジョー、樹木希林 ほか
2007/日本/142min./カラー
2007年4月14日~全国にて公開
©2007『東京タワー o.b.t.o』製作委員会

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