常に鼻歌みたいな気持ちで軽い感じでいたいんですよ。

Q.アルバム『akko』の中に「月とプラモデル」という曲があって。男性をプラモデルに例えている歌詞が面白いですよね。
A. 「男の人って、車やバイクを大切そうに磨いたり、女にはわからない趣味があるじゃないですか。逆もあって。男女にはどんなに理解し合っていても絶対に交わらない平行線の部分があるんです。それでもお互いを必要とするわけで、じゃあその平行線の部分は大目に見ましょうっていうオチ(笑)。大目に見ることって大事だなと思って。男女に限らず家庭でも仕事でも、これは譲れないという部分だけ守って、あとは大目に見ておけば、物事ってわりとうまくいくものなんですよね」
Q.今回持ってきていただいた3つのアイテムは、akkoさんにとっての”大目に見て欲し い部分”みたいな?
A.「と言うか、気持ちが元気になったり楽しくなったりするグッズなんですけれど(笑)」
Q.では順番にご紹介を。
A. 「まず、アガベと言う観葉植物。たいていはすごく大きいんですけれど、こんなに小さな手のひらサイズで「ちっちゃくてカワイイ!」と思って。見ているとテンションが上がるんですよ」

Q.観葉植物が好きなんですか?
A. 「うち、すごくたくさんあって。枯らしたことはなく、増やして株分けしてみんなに配ったりしていますよ。あと植物の植え替えが好きで。成長が止まってしまった植物は、鉢から出して「苦しかったよねー」って声をかけながら根をきれいにしてあげると、またブワーって成長し始めるんですよ」
Q.へぇ〜!
A. 「そういうことがたまらなく好きなんです、はい(笑)。続きましてはマリナ・リヒターという版画家の作品。チェコの版画家で「殺された天使」という題名。この表情と羽の感じがすごく素敵だと思って、ひと目惚れで買ってしまったんです。人間の矛盾みたいな部分に私は興味があって。天使が殺されちゃうというのも、人間の持つ恐ろしさに通じるものを感じて。題名で引いちゃう人もいると思うけれど、私は逆によりリアルに感じたんですよね」。
Q.家ではどこに飾っているんですか?
A. 「買ってから1年くらいなんですけれど、家族に内緒で買ったので(苦笑)。たまにクローゼットからコソッと引っ張り出してニヤニヤしながら眺めていますね」
Q.これでバレちゃいましたね(笑)。
A. 「ははは。で、最後はこれ。アンティークのネックレスで、ミリアム・ハスケルというジュエリー・デザイナーの作品。ハスケルはガラス・パールを使ったデザインが多いんですが、これはパールを使っていない、ちょっと珍しいもの。いくつか持っているんですけれど、これがいちばんのお気に入りですね」

Q.よく行くお店があるんですか?
A. 「好きな骨董品屋さんがあって。作品の時代背景とか、こういう経緯で今ここにあるとか、お店の人がいろいろ説明してくれるのですごく楽しくて。
Q.でも、こういう仕事以外でこだわれるものや、没頭できるものがあるのは良いですね。だからこそ、仕事でも輝けるんでしょう。
A. 「常に鼻歌みたいな気持ちで軽い感じでいたいんですよ。仕事は仕事できっちりやって、他の部分では鼻歌気分と言うか。少しくらいゆるい部分があった方がいいんです。本来はわりと何でも頑張っちゃう性格で、それで疲れちゃうことが多かったので。やるべきところはやって、その部分で100点を取っていれば、他の部分は好きなことをしてもいいかなって。そう考えられるようになったら、いろんなことが楽になったんですよ。だからきっと、これからもそうやって生きていくんじゃないかなって思います」

